
注文住宅×住宅ローン
いざ注文住宅を買う際に、多くの方が銀行に住宅ローンの融資をお願いする、ということになるかと思います。しかし、建売住宅とは違い、1からつくる注文住宅では、「いくら借りられるか」家づくりの計画に大きく関わります。
住宅ローンの借入可能額を把握することが第一歩
注文住宅を建てる前にまず確認しておきたいのが、自分がどれくらいの金額を借りられるかという点です。借入可能額は、年収や勤続年数、他の借入状況などによって変わります。
土地代・建築費・諸費用すべてを合わせると数千万円規模になることが多いため、予算の上限を明確にしておくことが、ムリのない計画の第一歩です。
注文住宅の支払いは分割が基本
注文住宅の支払いは、建物が完成してから一括で払うというよりも、工事の進捗にあわせて3回程度に分けて支払うのが一般的です。
- 着工金(工事開始時)
- 中間金(建物の骨組み完成時など)
- 最終金(引き渡し前)
このように段階的に費用が発生するため、住宅ローンもタイミングを合わせて融資実行してもらう必要があります。金融機関によっては「つなぎ融資」や「分割融資」に対応しているところもあるため、事前確認が大切です。
金利タイプの違いと注意点
住宅ローンの金利には主に2種類あります。
■ 固定金利
- 最初に決めた金利が、完済までずっと変わらない
- 支払い額が安定しており、家計の管理がしやすい
- 将来の金利上昇リスクを回避したい人に向いている
■ 変動金利
- 市場金利の変動により、返済中に金利が上がったり下がったりする
- 低金利時はメリットが大きいが、将来的なリスクもある
金利は数十年先まで影響するため、どちらが「得」かを完全に予測するのは困難です。
借入は「タイミング」と「情報収集」がカギ
金利の動きは経済情勢によって変わるため、借りる時期の金利水準をしっかり見極めることが重要です。また、
- 家族構成や収支の見通し
- 転職予定や子育てのタイミング
など、自分自身のライフプランに合わせた無理のない返済計画を立てるようにしましょう。長期のローンだからこそ、冷静な判断が必要です。
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